エクシス308

ExSys 308

ExSys 308エクシス308

ExSys 308

エクシス308は紫外線治療で用いる医療機器です。

まず、紫外線治療とは、

紫外線を照射する治療で、治りにくいとされている皮膚の病気に適応があり、有効とされています。
紫外線(UV)は大きくA・B・Cの3つに分けられ、医療用のランプを用いて特定の紫外線をあてる治療は、皮膚科診療で広く普及しています。また、紫外線療法は保険が適用され(乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、菌状息肉腫(症)、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、またはアトピー性皮膚炎等)、難治性皮膚疾患に照射をし、有効であることが、数々の学会でも発表されています。

エクシス308の特徴

  • 従来の紫外線治療の可能性が広がる、光が強いターゲット型の紫外線治療機です。
  • 従来の紫外線治療(特にナローバンドUVB)に比べ、光が強く照射の時間が短い為、1回の照射が数秒で終了します。
  • 広い範囲への病変の場合、連続(繰り返し)照射がスムーズな為、患者様への負担が少ない装置です。
  • 病変部のみに照射が可能な小さな照射野の為、健常部の余計な照射を防げる装置です。
  • 円柱状の専用チップが有り、光りが届きにくい耳の穴や指と指間等への照射が可能な為、治療効果が期待出来装置です。
  • 機械を立ち上げる事にキャリブレーション(ランプの補正作業)を行い、設定出力に忠実な照射が可能な装置です。

以下の症状、疾患でお悩みの方はご相談ください。

このような皮膚の症状・お悩みはございますか?

アトピー性皮膚炎

皮膚が赤くなったり、カサカサしてかゆくなる、ブツブツができるなどの症状が慢性的に続いて、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。赤ちゃんのうちは、顔、頭、首などに出やすく、ひどくなると全身にひろがります。2〜3歳以上になると手足の関節の部分やお尻の部分、ひっかきやすいところに出やすくなります。また、お子様だけではなく、成人の方でもなかなか治らず、悪化してしまうこともございます。
アレルギーを持っているかどうか調べるために血液検査も行うことも多いですが、必ずしも血液検査のみでは判断できません。早めの受診をおすすめします。

尋常性乾癬

乾癬の中で最も多い種類であり、全体の約9割を占めます。症状としては、皮膚が赤く盛り上がる「紅斑(こうはん)」、細かいかさぶたのような「鱗屑(りんせつ)」、フケのようにボロボロとはがれ落ちる「落屑(らくせつ)」など、大きさ、数、形は様々でケースが多いです。また、発疹が癒合して大きな病変を作ることもあります。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くみられる病気で、周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。皮疹は小さな水ぶくれ(水疱)が生じ、次第に膿疱に変化します。その後、かさぶた(痂皮)となり、角層(皮膚の最表層にある薄い層)がはげ落ちます。出始めによくかゆくなります。
足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で調べて、水虫を起こすカビ(白癬菌)がいるかどうか調べる必要があります。

尋常性白斑

皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。また、毛のある部分に発症すると、白毛になることが多いとされています。表皮の基底層や毛母に存在するメラノサイトが破壊されるか、機能が停止することによって、白く変色すると言われています。徐々に白斑が広がることも多く、全身のいろいろなところに発症しえます。

尋常性白斑はうつる病気でもありませんし、白斑があるからと行って健康を害する病気ではありませんが、目に見える症状のため、社会生活上のストレスの原因となり、悩まれる方が多いです。
当院ではそのような患者さんのために、最善の治療をご提案し、一緒に治療を行なっていきたいと考えております。